この記事では低金利だからこそすべき資産の守り方をご紹介します。
マイナス金利といわれる超低金利時代、
普通貯金口座の金利は通常0.001%、と言われても数字が小さくてピンと来ませんね。
100万円 預けるとしましょう。
1年後増えるお金は、なんと、なんと、
10円
!!
!!!たったの?!
はい、たったの 10円です。
であれば 10円 どこかから捻出するか、もっと効率よい資産運用したほうがいいと思いませんか。
Contents
低金利だからこそ家(資産)を持とう
低金利だからこそ住宅ローンも安い金利=安い利息で借りることができます。
いかに安い利息で借りられるか比較してみましょう。
バブル期であれば金利が3~4%でしたが、3%で計算します。
現在の利息は固定金利でも1.2%程度ですので1.2%を基準とします。
3000万円の家を買うのに35年ローンを、バブル期と現在で組んだときの比較です。
金利 | 利息 | 返済総額 | |
バブル期 | 3% | 1,849万円 | 4,849万円 |
現在 | 1.2% | 675万円 | 3,675万円 |
どうでしょう。金利の数値としては1.8%しか変わってないのに、
35年という時間で1174万円もの差がついてしまうのです。
返済総額4849万円を現代の金利に変換すると3958万円のローンを組める、ということです。
これが複利の力です。
複利は投資・負債いずれも大きな力を発揮するので、利率にすると小さく思えますが、金額にすると大きく変わってきます。 複利に関しては別記事で書くとして、低金利だからこそ資産としての家をもつことをお勧めします。
低金利だからこそ貯金をやめよう
オープニングで述べた通り、
普通貯金口座の金利は通常0.001%、100万円 預けて1年後増えるお金はたったの10円です。
毎月1万円、30年間(360か月)積立を行うとします。
普通預金 0.001%
元金 360万円
利子 363円
30年間コツコツためて363円、
さらに税金かかります。
ATMの手数料で30年の努力は吹き飛びます。
じゃぁ、定期預金は?
今日現在最大で0.3%程度でした。大体0.3%の金利のものは1年など短い期間で満期を迎えてしまうのですが、満期を迎えてまた定期に入れてを30年繰り返したとします。
元金 360万円
利子 166,294円
定期預金ですので満期を迎えるまで手を付けられないお金です。
たしかに普通預金と比較するとお金はだいぶ増えているように見えますね。
金利にして200倍なので魅力に見えますが、使えない制約がある割に16万円しか増えないんですね。
ちなみに普通預金でも0.2%の金利の銀行はネット銀行であればあります。
何が言いたいかというと、口座に積み立ててもお金は全然増えないよーってことです。
「元本割れがとにかく嫌だ、でもお金はとにかく増やしたいのだ」という方は別記事にて書きますのでお楽しみに。
貯金しないで投資をしよう
じゃぁどうすればいいの?
投資をしてお金に働いてもらうしかありません。
お勧めは積立NISAで扱われているような銘柄での投資信託です。
先の例で月1万円、30年間 運用年率を3%とします。
元金は360万円です。
運用結果はなんと!
利息だけで224万円、合計584万円になります。
積立NISAの平均運用率で3%はかなり低いほうですので、長期で運用すれば3%はかなりの率で達成できる数字です。
年金2000万円に備えて、まずは2000万円貯めたいと思うようであれば運用年数・運用年率ごとに以下のようになります。早めに始めるのが一番ですね。
年率 | 運用年数 | 毎月 |
3% | 20年 | 64,416円 |
3% | 25年 | 48,165円 |
3% | 30年 | 37,352円 |
年率 | 運用年数 | 毎月 |
5% | 20年 | 53,548円 |
5% | 25年 | 37,759円 |
5% | 30年 | 27,562円 |
カードローン・リボ払いなどの資産にならない負債・借金は即完済すべき
複利の力をご理解いただいたと思います。が、残念ながらこれは借金にも同じことが言えます。
利息に利息がかかり、借金は無駄に増えるばかりです。
低金利で銀行が稼げなくなりました。
銀行はみなさんが預けたお金で長期国債を買って運用しています。
ところが国債も低金利なので銀行が国債を買ってもほとんど運用益が出なくなってしまっています。そのため銀行がキャッシングやカードローンに手を出さざるをえなくなっています。
昔よりも銀行のキャッシングのCM増えていると思いませんか?
銀行が取り扱っているのだから安心、と思う方もいらっしゃる人もいると思いますが、どこで借りようと借金は借金です。
住宅ローンのように資産として残るものがない限り、ただの無駄遣いです。
キャッシング・カードローン、リボ払いは手を出したら終わりと思ったほうがいいです。
言葉は乱暴ですが、絶対に手を出してはいけないものです。
余談ですがGooayuの親はクレジットカードを作ることは大学卒業まで認めてくれませんでした。
今となってはそれで本当に良かったと思います。
学生の時は大バカ者でしたから単純に「分割払い」に利息が発生しているなんて恐らく考えたことがなかっただろうから。
銀行がキャッシングなどに手を出すなんて本当に悲しいですが、それだけ苦しいのだと思います。
とにかく全額すぐに清算することをお勧めします。
まとめ
低金利時代に手元資金を確保する以外に貯金がいかに無駄であり、資産を残すことを考えなければならない方法をわかっていただけましたでしょうか。
✓ 低金利だからこそ家(資産)を持とう
✓ 貯金しないで投資をしよう
✓ カードローン・リボ払いなどの資産にならない負債・借金は即完済すべき